
見てください。推しがこんなに美しく立体化しました。ええ~…きれいだ…。

どこから見ても美しい。
制作発表から4年。待ちに待ったアルジュナオルタのフィギュアです。想像以上に繊細で、この形に組み立てるまでに壊してしまうんじゃないかとひやひやしました。というか、こういうスケールフィギュアでこんなに組み立て手順ってあるのか!?と驚きました。構造上の問題なんでしょうがほんとに怖かった…。
ふさわしい飾り場所を作りたかったんですが、うまいこといってるかわかりません!センスがなくて悲しい。いつでも背面が眺められるように鏡を置いてみたのと、アルジュナカラーの白と青とゴールドのお花を飾ってみました。ちなみに左奥に飾ってあるお花は日比谷花壇コラボのまほやくイメージブーケです。
弓の方のアルジュナの制作も決定していて、そちらも楽しみにしています。ジュナオの感じからすると、あと3年くらい待つことになるかも。どんな造形になるんだろう。楽しみだな。
はあ、ベルトルトもスケールフィギュアでないかな…。私の頭の中ではもう出来上がってるんですが!光臨がいいです!
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自分の描いた絵を見て感じたそのままを受け取ってもらうのはもちろん素晴らしいし、自分が気付かなかったような感想をいただくとなるほどなと思えてそれもまた嬉しいのですが、自分がどういう意図で表現したのかに言葉を尽くすのも大事かもしれないですね。特に何かがあったというわけではなく、自分の表現力では伝えられないものもきっとあるだろうと思ったので。
というわけで、説明することで制限されてしまうものもあるとは思いますが、最近描いた絵について少しお話ししてみようと思います。

まず、「森」というのは進撃の作中でも意味を持って語られる言葉です。森を出よと語られるこの森は、深く暗く抜け出ようにも迷い惑って出られないもので、まるで迷路のようだと感じました。実際は鬱蒼とした状態だと思いますが、ここでは曲がりくねった道を配し迷路のように表現しました。本当はこの中に様々な人も描き入れたかったのですが、うまくいかず断念しました。
森が燃えているのは実際の作中のどうにもならない状況であったり、森という世界自体をベルトルトは丸ごと消そうとしたとも言える(と私は思いました)ことからこういった表現になりました。襲撃されたレべリオの町が燃えたり、超大型の熱でシガンシナの家屋が燃えていたりしたので、それもあります。地鳴らしも…。
これを上から見ているベルトルトは、超大型巨人であるということやその物理的な高さ、ベルトルト自身の世界を俯瞰して見れる思考からです。あとは死後も道でいろんなことを見ていたんじゃないかなと思ったので。
この絵では表情は描きたくなかったので後ろ姿。肩や首に少年らしさが出るように気を付けました。
そしてこちらの絵。

たぶん2014年くらいに描いたラフです。作中ではまだ海が憧れで語られていたころですね。ライベルアニの境遇もはっきりとは描かれていませんでした。ただ彼らには何かしなければいけないことがあり、しかし葛藤があるとはわかる状態だったと思います。
彼らにとっての海とはどんなものだろうと考えたことからこのラフを描きました。三人とも戦士と兵士の間で揺れていますが、波打ち際の立ち位置でそれを表現しています。ベルトルト、アニ、ライナーの順で遠くに向かいます。

あとはひたすら描いていくだけです。水平線と波打ち際だけは繋げて、あとは違う景色に。それぞれ、朝焼け、夕暮れ、真夜中。
一時は放置したラフですが、10年越しに完成させられてよかった。
なんだかんだ説明したけど大したことは言っていないですね。結局は感じてくれ!になっちゃうのかも。それもいいね。でも描いた人がどんな思いや考えで描いたのか知るのが私自身は好きです。たまには言葉を尽くすのもいいかもしれない、というお話でした。